2013年春に株式会社主婦と生活社を卒業して、立ち上げたばかりのまだ新しい出版社です。主婦と生活社では「週刊女性」編集長、ムック・書籍の各編集長、常務取締役・編集本部長と、人生のほぼ三分の二に渡って仕事をさせていただきました。
40年近く取材や編集に携わってきましたが、仕事をする上で大切なことは、◎創意、◎誠意、◎熱意、を忘れずに、常に心掛けていることだと学びました。
この“三意”を胸に、物事に立ち向かっていけば、自ずと道は開かれるものと思います。「仁パブリッシング」はいってみればシニア世代に入ってから起業した会社です。
2013年の総務省の発表では、65歳以上の人口が、なんと四分の一を占めるようになりました。今後も団塊の世代を中心にますます増えていくことでしょう。
私どもはこのシニア世代に狙いを定めて、“シニアによる、シニアのための、シニアが求める”出版物を中心に据えた出版活動を行っていきたいと思います。
社名の「仁(じん)パブリッシング」は、小学校に入ったころより、本名で呼ばれることは少なく、「じん」、とか「じんさん」と呼ばれることが多く、社会に出てからも同様でした。この馴染み深い呼び名を冠にした次第です。儒教では仁(じん)とは、「人を思いやる、いつくしむこころ」だそうです。
「仁パブリッシング」は<人を思いやる、いつくしむこころ>を忘れず、また、<三意(創意、誠意、熱意)>を胸に、<シニアによる、シニアのための、シニアが求める>本づくりに励んでいきたいと思います。